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ZETA DIVISION APAC LCQ出場辞退について思うこと


※※※ この記事はZETA DIVISIONの決断に対する批判的な意図はまったくありません。 ※※※

こんにちは

AKIHABARA ENCOUNT シンタロです。

ZETA DIVISION APAC LCQ出場辞退 について絶対負けるって決まってないのになんでで出場しないんだろう?


勝敗なんて関係ない!俺はとにかく世界大会に挑戦したいんだ!と主張する選手がいたら可哀そうだなぁと思った。


なんて感じた方もいるかもしれません。

ここで感じるモヤモヤする気持ちこそ日本eスポーツの根本的な問題の一つだと私は考えます。

日本社会全体の根本的な問題の一つかもしれません。

失敗を必要以上に恐れる文化、物事を超長期で見られない文化などがそれに当たります。

今日本で権力を持っている人たちは70代以上の人たちなので残りの寿命から考えるとリスクを取る必要がなく、超長期視野がなくて当然です。


しかしながら、私たちこれからの人たちもその考えに流されると損するのは若い世代の私たちです。

私はZETA DIVISION関係者ではないので真実は分かりません。

この大会出るべきか出ないべきかは判断を迫られたことはAKIHABARA ENCOUNTでも数多くあったので内部で誰がどのような判断をしているかは大まかには予想できます。


公式発表で選手・コーチ・運営の総意とありましたがこれは100%の総意なのでしょうか?

世界大会への挑戦という魅力的な舞台に対して負けてもいいからとりあえずでてぇ!って思う選手が0人の可能性はとても低いです。


大会に出たことがある人なら分かると思いますが大舞台での高揚感はたまらないです。

またチーム組織において出場するか辞退するかの判断に対しての責任はすべて運営にありますが実質的な決定権はコーチにあります。


コーチはチームの状態を大会に向けてベストな状態に持っていくことに対して責任があるからです。

ZETA DIVISIONはVCTという大きな舞台があったばかりです。

大きな舞台の後は高揚感の反動、つまり過剰なドーパミン放出からの落差で一種の麻薬禁断症状が出ます。


つまり、チーム全体がイライラしたり鬱っぽくなる傾向があります。

結果、チームメンバー間での自力の差、温度感の差、他チームとの環境との違いなどなど様々な問題に対して過剰に反応してしまう時期です。


なので、一回クールダウンさせて冷静な判断ができる状態まで時間を置きながらも問題を整理し問題解決の優先度を決め着実を前に進んでいく。


とても合理的な判断のように思えます。

しかし果たしてこれは真に合理的判断と言えるのでしょうか?

確かに選手、コーチにとって直近の勝率を上げて実績を積むことはとても大事なことです。

eスポーツ、特にFPSの選手寿命は短いので早く着実に結果を出してあげたいという気持ちになるのは分かります。


しかしながら、他の記事にも書きましたがeスポーツを一生懸命やる合理性なんてありません。

eスポーツを一生懸命にやっても美味しいご飯は作れないし人の暮らしを便利にする電力も安心して暮らせる家も作れません。

美味しいご飯を毎日作ってくれるお母さんの方が無限倍偉いです。

それにも関わらずeスポーツを懸命に取り組む価値というのはなんのでしょうか?


目先の熱を優先しない主人公が家のことをほっぽりだして冒険に出かけても家族は許してくれるのでしょうか?


負ければヤムチャ、勝てなければ孫悟空じゃないかもしれません。

しかし、ファンが観たいのは孫悟空のような戦いに対しての貪欲な姿勢です。

老害はうるさい、考えが古い、外野がごちゃごちゃ言うなと言われたらそれまでですが、

あえて私が言いたいのはもっともっともっともっと熱を感じたいのです。熱いものが観たいのです。

合理性から飛び出たクレイジーさこそエンターテインメントの真骨頂だと私は考えます。

私が応援したいのは、

今回は大舞台で不甲斐ない結果で皆さんの期待に沿えず申し訳ございません。

チームの士気も環境の問題もいっぱいでチーム、ガタガタです。

次の大会は見送って再編を頑張りたいと思います。

って考えるのが普通じゃん?

俺たちは出たいから出るんだよ!

ってチームです。

俺たちは色々考えて色々調べて色々検証して色々研究して色んな人に相談した。

でも、俺たちが一番大切にしてるもののために出場する。

ってチームです。


日本eスポーツを盛り上げるために一番必要なのは上記のようなマインドが許されるような雰囲気です。


なにかを成功してる人たちからよく聞くのは

成功→成功→成功→成功→成功→成功→大成功

↑こんなもんはない

失敗→失敗→失敗→失敗→失敗→失敗→失敗→失敗→失敗→失敗→失敗→失敗→失敗→失敗→失敗→失敗→失敗→失敗→失敗→失敗→失敗→失敗→失敗→失敗→大成功



↑これだけである

必要なのは失敗したのは周りが分かってないだけだ!という自己陶酔的な主人公マインドです。


昭和の考えを押し付けるな!ってのが聞こえてきそうですが一旦冷静になって欲しいです。


上記を否定すると更なる地獄、才能という運だけですべてが決まる世界が待ち構えてます。


成功を積み重ねて大成功するのは0.01%の天才だけです。

誰もが天才を羨ましく思います。

天才になれるもんならみんななりたいです。

だとしても、仲間同士、自分たちの強みを出し合って、泥臭く戦い続けてください。

全力で戦ったその先はたとえ負けても残るのは後悔ではなくすがすがしさです。


勝った時の喜びで天才への憧れはどっかに飛んでいきます。


0.01%の天才たちに対抗するためにこれからも情報発信していきます。

主人公マインドが育たない原因と対策についてはまた今度書きます。

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よいチーム活動を byシンタロ

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