スポンサー獲得の基本
こんにちは
AKIHABARA ENCOUNT シンタロです。
プロチームを目指したい!
自分たちの活動を世間に認めてもらいたい!
eスポーツ活動に熱中している方なら誰もが一度は考えたことあるのではないでしょうか?
そこで真っ先に思いつくことの一つとしてスポンサー獲得があげられます。
現在多くのeスポーツチームがスポンサー獲得しており、新規スポンサーを探しています。
まさにスポンサー獲得戦国時代と言えます。
そんな混沌とした世界でどう戦っていくのか説明させて頂きます。
参考になったら嬉しいです。
スポンサーとは?
そもそも、スポンサーとはどういうことなのでしょうか?
チーム視点でいうとチームの世間への影響力を売るという行為です。
影響力とは チームを注目してる人数 × 影響の質 です。
チームを注目してる人数は各種SNSのフォロワー数です。
影響の質はツイートをみてくれる人から熱狂的にグッツ購入や布教活動をしてくれるなど幅があります。
スポンサー視点でいうとチームの影響力を使いスポンサー企業のブランドイメージ向上、商品の販促を期待しています。
B to Bビジネスの基本はお客さんが払った金額以上に儲けさせることにあります。
“スポンサー費用<スポンサーしたことから得られる売上“ということです。
逆に言えばスポンサー費用以上の売上が期待できないのならスポンサー企業側にメリットがないということです。
ただ企業も人間が経営しています。
すべて目先の合理性で動いているわけではありません。
メリットがなくても取引が成功する可能性はあります。
男女の付き合う、結婚などの行為と似ています。
付き合う、結婚などは相手のスペックだけで選んでいるのでしょうか?
そんなことはないと思います。
つまり、チームの条件が悪くても好きになって貰えればチャンスはあります。
スポンサー営業とは?
営業のことを詳細に話すと膨大になるので最低限ココは抑えておこうというのを説明します。
それはPCを販売している店員に例えると分かりやすいです。
あなたをPC販売する人と仮定します。
お客さんに“このセールのPCって今買い時ですかね?“と聞かれました。
あなた“使ったことないから分かんないっす!”と正直に答えます。
こんな店員から買いたいと思う方は少ないと思います。
パソコン販売店員としては最低限
・このPCは普段はいくらなのか?
・このPCでなにができるのか?
・他のPCと何が違うのか?
・今買い時なのか?
・お客さんがやりたいことをこのPCで実現できるのか?
これくらいはPC販売店員として押さえないとまずいと思います。
PCをスポンサーに置き換えると
・スポンサープランと値段はどのようになってるのか?
・スポンサーになると具体的にどのようないいことがあるのか?
・他の競合チームと比べてどう優れているのか?
・今すぐスポンサーすべき理由はあるのか?
・スポンサーしてくれる企業のビジネスにどう影響があるのか?
になります。
ここまでは最低限のマナー的な感覚です。
上記を資料にまとめて色んな企業に連絡すれば無碍に扱われることあると思いますが怒られたりバカにされることはほぼないと思います。
ここら辺まではちゃんと資料も含めて準備する方が多いイメージです。
しかし、これだけでスポンサーを獲得するのはとても難しいです。
99.9%の会社はスポンサーしてくれないでしょう。
スポンサーしてくれそうな会社とは?
ビジネスにおいて大切なことの一つとしてお客様の課題を解決することということです。
人は困っていることにお金は払いますが、なんとなくいいなぁみたいなのにはお金は使いません。
チョコレート販売に例えると“お腹の空いた甘いものが食べたい気分”の人に売るのは簡単で、“甘いもの好きだけど今は満腹”という人に売るのは難易度が跳ね上がります。
どうしてもeスポーツチームのスポンサーになりたい企業というのは一定数存在します。
PC・デバイスのメーカー、販売店です。
ここで働く人たちはeスポーツ業界貢献への姿勢をお客様から見られています。
また企業内にもeスポーツ業界を好きな人が多く働いています。
なので、eスポーツ業界貢献に義務感を感じてる人たちなので積極的に狙っていくべきスポンサーです。
多くのチームがスポンサー獲得を狙っているので競合チームとの差別化が重要になっていきます。
他にも狙うべき会社があります。
高い能力、努力量、実績を強く評価する会社です。
ゴリゴリ体育会系成果主義な証券会社、保険会社、大手キャリアなどです。
一生懸命頑張るという社風を大事にしている人達です。
実際働いている人も甲子園出場者、各種インターハイ出場者などがよくいます。
単純に認知だけなら人気youtuberなどのインフルエンサーを雇用すればいいです。
それをしないでeスポーツチームにスポンサーするのはeスポーツをスポーツと認め一生懸命頑張る人たちを応援したいということです。
ゴリゴリ体育会系成果主義の人たちを納得させるような高い能力、努力量、実績を示す必要があります。
トップチームが狙うべきスポンサーといえるかもしれません。
じゃあ、中堅・駆け出しチームはスポンサーを狙っちゃダメなのか?
合理性だけ考えるなら価値の低いチームがやるべきことは売ることを考えるより価値を上げる努力をすべきです。
100円の相場価格のものを110円で売るのは難しいですが、1000円の相場価値のものを900円で売るのは簡単だからです。
しかしながら、私はダメとは思いません。
スポンサー営業もいきなりできるものではないからです。
コンビニ店員にも訓練が必要なことと一緒でスポンサー営業もある程度の訓練が必要です。
いざチャンスだ!というという時のためにもスポンサー営業をしていくことはいいことだと思います。
訓練というとちょっと相手方に失礼に聞こえてしまいますが人が人に声掛けることは日本国民全員に認められている権利です。
臆せず知人の会社、地域の会社など自分と近しいところからスポンサーになって貰えないかお願いすることから始めてみてはいかがでしょうか?
スポンサーする側の視点を色々と説明しましたが突き詰めると真に合理的理由なんてありません。
彼氏、彼女を作るのと同じです。
この人は運命の相手ということを明確に証明する方法なんてありません。
気持ちの問題です。
付き合うのに必要なこと、相手が求めているのは度胸と姿勢です。
数字やお金に変えられない目に見えない大切なものです。
いっぱいスポンサーを断られて、いっぱいスポンサーされてみてください。
今のあなたの気持ちとは全然違うものになることを保障します。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
日本で一番チーム活動に役立つ記事を書いていきます。
フォロー、リツイートを是非お願いします。
By シンタロ