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プロチームを続けるための絶対条件


※※※ プロチーム運営者、プロチームを目指したい人向け記事 ※※※


こんにちは
AKIHABARA ENCOUNT シンタロです。

私が今一番伝えたい事はなんだろう?と考えた時、真っ先に思い浮かんだことがあります。


私がチームスタッフによく話すことです。

プロチームを続けるために避けては通れない道のことです。

それは競争に勝つということです。

戦うのは選手だけではありません。

プロチームを続けるためにはお金を稼がなければなりません。

日本eスポーツ市場という超超超小さい市場でのシェアの奪い合い。

同じ市場では戦わず別の市場開拓に挑戦する。

このようなことをやる必要があります。

そんなの分かってるよ!スポンサーとかグッツとか動画配信とかそういうの考えてるよ!と皆口をそろえて言います。


果たしてそのような考えで上手くいくのでしょうか?

2021年現在、黒字化しているチームは1,2チームだと思われます。

つまり、99.99%のチームは チーム運営費用 ≧ チームの売り上げ ということです。

また赤字でもないけど黒字でもないというチームも10個あるかないかと予想できます。

証拠を見せろと言われると困るのですがeスポーツチーム運営と経営者の経験、他チームの懐事情、上位チームの経費の相場感からの総合的な判断になります。


じゃあ、なんでお金がいっぱいあるチームがあるのかというとそれは3つに分けられます。


一つ目はチーム運営をしている会社への出資です。


出資とは投資家・企業がチームの会社の株を買ってもらうことでお金を得るというものです。

スポンサーはチームの影響力を買い、出資はチームの将来性、収益性を買います。

なぜ会社の株を買ってくれるのかというと将来買った会社の株が上がる、株からの配当金、お互いの会社のシナジーで新しいビジネスなどを始めてそこで利益を得るなどなどの理由です。


自分たちのチームはそこそこ強くて俺たちより弱いあのチームがお金あるのはなんでだろう?と思っている人はココの理解が足りてない人が多いです。


お金を出す人にとって今の強さはほぼどうでもよくて将来、圧倒的な強さを得たり圧倒的な人気や画期的なビジネスモデルを開発してくれそうという期待感や計画性が大事ということです。


このパターンは99%上手くいきません。

しかし、出資とは99%上手くいかないけど1%で1000倍、10000倍で利益として返ってくるというものです。

99%上手くいかなくてOKということです。

出資で貰ったお金を1000倍、10000倍で返せる自信がある方はベンチャーキャピタルやお金持ちに出資をお願いするのはアリだと思います。




二つ目はチーム運営会社、つまりチーム母体の会社自身が“今後eスポーツ市場が大きくなりそうだしとりあえずやってみよう!”というノリではじめる。




このパターンは自分たちの将来への投資という理由です。

会社の中に遊んでるお金があったり、新規事業開拓の予算がしっかりとある場合が多いです。

このパターンは99.99%上手くいかないと考えています。

eスポーツはエンタテインメント業界です。

最も人気のある過酷な競争を強いられる業界です。

頭のねじを10本ぐらい飛ばないと生きていけません。

またeスポーツとは若者のものです。

若者への理解も絶対条件です。

多くの日本の会社と若者の親和性は絶望的に低いです。

この二点が揃って99.99%失敗がやっと99%失敗になるが現実です。



三つ目はeスポーツという言葉が世間の0.01%しか認知していなかった時代から粘り強く続けてきた人たちです。


アーケード系で言えばインターネットすらなかった時代、20年以上前から今でいうeスポーツ活動を頑張ってきた人たちです。

この人たちは強いです。

この人たちはお金がなくても世間に認められなくてもいつでも本気な人たちです。

本人に自覚なく本気出せる人たちです。

今eスポーツで活躍している人たちの大半はこの分類の人たちです。



つまりなにが言いたいかというと普通の人が考えそうなことを普通の人がやりそうな時期に普通に一所懸命にやっても普通に負けるということです。



普通じゃないなにかを持っている人が普通の人ではまず思いつかないことを誰もやっていない時期から粘り強くやるともしかしたら勝てるかもが現実ということです。



実際に今黒字化or赤字にはなってないよというチームは私の知る限り上記の条件を満たしている人たちだけです。


じゃあ今からじゃどうしようもないのかよ!と言われるかもしれませんがそんなことはありません。


今から伸びてくる人たちというのは以下のような人たちです。



・東京大学に予備校にもいかず学校の教科書を読んだだけで入学できるIQ140オーバーの人


・個人資産、会社資産が50億円以上ある人

・政財界、芸能界に影響力のある人

・1日3時間睡眠で起きている時間ずっと仕事してても大丈夫な人

・強烈な動機がある人
 例:今人気のeスポーツチームオーナーに小学生時代いじめられていたので復讐したい。


・サイコパス
 例:捕まらない犯罪なら犯してもいい。人にすごく嫌われても自分の利益があれば一ミリも気にならない。


おいおい!もっとハードモードじゃねぇか!

その通りでございます。

人気ゲーム会社や一流企業がひしめく東京港区六本木に行ってみてください。

こんな人たちがゴロゴロいます。

この人たちは面白いことにめちゃくちゃ飢えています。

今はそこまで顔を出していませんが日本のeスポーツという果実が美味しく実ってきたときこの人たちにほとんどが収穫されます。


私の予想では皆さんが今eスポーツ界で成功しているように感じている人たちも上記のような人が入ってきたらほぼ死滅します。


YOUTUBEに芸能人や企業がどんどん入ってきているみたいな現象と似ているかもしれません。


華やかな業界になればなるほど才能や特別な環境が必要になってくるのが現実です。

なんだよ!eスポーツチーム運営をやめさせたいのか!と感じたらごめんなさい。

繰り返しになりますが普通の人ではまず思いつかないことを誰もやっていない時期から粘り強くやるという意識がとても大事ということです。



これを更に丁寧に解説します。

普通の人ではまず思いつかないこと。

これには落とし穴があります。

普通の人が思いつかないこと=普通の人が絶対にたどり着けない結論ということです。

つまり、自分が普通だなと思うなら自分が考えたこと=全部ダメということです。


なぜなら普通の人が考えるようなことは世の中の誰かも同じように考えることなのです。

自分が考えたアイデアを友人に相談してそれいいかもねと言われたらもうそのアイデアは失敗する可能性99.99%ぐらいだと思った方がいいです。


激しい競争が確実にまっています。

激しい競争に勝てるのは先にあげた化け物みたいなやつらです。

成功することとは大体なにそれ意味わかんないだけど?みたいなことを言われるアイデアです。


なので最低でも自分を構成する強みの要素を二つかけ合わせるぐらいが必要になります。

私がENCOUNTを作ったのは

SE歴7年の知識、経験×eスポーツ歴20年の知識、経験を生かそうと考えたからです。

競争に勝つというのは大会でグランドマスター、プレデター、レディアントが最低限必要だということと同じです。


つまり、同じ市場の中で上位0.01%になるということです。

上位1%で粋がってるようじゃまず競争に勝てません。

自分が上位1%ものを二つ掛け合わせてやっと0.01%の世界に行けます。

上位1%のものなんてそんなのないよ!という方もいらっしゃると思います。

大丈夫です。安心してください。

こんな話があります。

アップルの創業者スティーブジョブズはMACコンピューターなどを輩出し世界に革命を起こしました。


スティーブジョブズはどのようにMACコンピューターを作ったのでしょうか?

雑に言うとたまたまです。運ということです。

ジョブズが大学生頃、ちゃんと大学にいかず遊び惚けていました。

結果、大学も辞めることになりましたがやることもなかったのでなんとなくいい感じと感じた西洋書道であるカリグラフィーの授業を大学に忍びこんで受けました。


当時のコンピューターは読めればいいじゃん!という無骨なフォントしかありませんでした。

そこでジョブズはコンピューターの世界にカリグラフィーを持ち込んだら読みやすくておしゃれでいい感じじゃない?と思いMACコンピューターを作りました。


多くの成功者はジョブズのようにコネクティングドッツが大事といいます。

それはなんでもいいから夢中になれ、1点を極めろ。

さすれば点と点がいつのまに繋がってなんかうまくいくぜという理屈です。

カリグラフィーとコンピューターが組み合わさって革新的なMACコンピューターができたのはただの偶然なのです。


カリグラフィーが将来役に立つ!から授業を受けようとなんて1ミリも考えてなかったのです。

将来とかこれから役に立つからやろう!という考え自体が普通なのです。

常識にとらわれているということです。

自分の感性に従って周りに流されず興味のあることに飛び込んでみることが大事です。

ジョブズの成功は運がよかったからです。

運を制するのは確率論です。

つまり、人間ができることは果敢に色々なことに挑戦することぐらいしかできません。

是非、自分の感性に従って周りに流されずなにかに夢中になってください。

eスポーツと繋がり画期的なビジネスモデルや革新的なeスポーツシーン、チームができるかもしれません。

いやいや、ゲームしか夢中になれないからeスポーツやってるんだけど?という声が聞こえてきそうです。


安心してください。

やるべきことのヒントはあります。

人はそれぞれ強みがあります。

自分の強みとは自分にとって当たり前のことなので友達に自分の強みを聞いたりしてみてください。

意外な答えが返ってくるかもしれません。

友達から言われた強みに従ってなにかに挑戦してみてください。

多くの人にとって好きと得意は異なります。

好きとは今までそこそこの結果が出てたことです。

あえて今そこそこ結果が出てたことを抑えて友達から言われた強みに関係あることを挑戦しようとしても全然やる気でないと思います。


やる気でなくてもやってみてください。

やらないと自分、家族、友人が全員拷問されて殺されると信じてやってみてください。

得意なことなので結果が出ます。

結果が出れば好きになれる可能性が非常に高いです。

うーん。そういうのないんだよね。ついつい、ゲームしちゃうんだよね。という方、気持ちは分かります。


しかし、ここでズバリ言わせて貰います。

ゲームが全然遊び足りてないということです。

もしくは大してゲーム好きじゃないということです。

いやいや、暇じゃないんだよ!色んなやることあるんだよ!とよく皆は言います。

普通じゃない特別なやつというのは友達、親、先生の指示やアドバイスは全部無視してゲームに熱中しちゃうような迷惑な奴です。


最近スマーフ、チートなどが問題視されていますがなにかに夢中になってるやつはこんなことを気にしません。


批判しても解決しないことを批判するのは無能暇人アピールと同じです。

スマーフ、チートをやる人は元々倫理観が低い人たちです。

その人たちに何言ってもその人たちの倫理観が変わることはありません。

いじめが好きな人にいじめを批判してもいじめを好きという気持ちが失われることはありません。

また、スマーフ、チートを止めたいと一番強く思ってるのはeスポーツのゲームを開発している人たちです。

eスポーツのゲームを作るなんてあえて儲からなくて作るのが難しいことをするなんて修行僧みたいなことをする人たちは自分が作ったゲームをとても愛しています。


愛したゲームが汚されることに強い憤りを感じます。

その人たちが憤りを感じながらも様々な事情でスマーフ、チートを防げないことに心を痛めています。

それにも関わらずゲーム運営側を批判する奴は人の心がないか想像力がニワトリぐらいしかないのかなと私は感じます。


総括するとなんでもいいので挑戦してみてください。

失敗しても全力でやればそこには後悔じゃなくすがすがしさが残ります。

また思いもよらないところで失敗だったなぁと思えたことが後から役立ちます。

これを読んでくれた人と5年後、あの時はきつかったけど自分自身を信じてよかったと言い合えると確信しています。


超長文読んでくれてありがとうございます。

なにかの参考になったらとても嬉しいです。

こんな記事が読みたいなどのリクエストがあれば是非DM下さい!

よいチーム活動を byシンタロ




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